鈴木正晃 会長

ご挨拶

  在京磐高同窓会会長

       鈴木正晃

 皆様、こんにちは。ようやく在京磐高同窓会総会を四年ぶりに開催することができました。コロナ禍により、我々の自由行動は制約を余儀なくされ、貴重な時間を失った感さえありますが、しかし、こうして、多くの同窓生が、上野の森に久し振りに集うことができましたことは、誠に無上の喜びであります。是非、本日は、我ら磐高の同窓の仲間の集いですので、大いに楽しんでいただきたいと思っております。

 コロナ禍の三年間は、今、申し上げました通り、世間一般的には、行動制約がなされた期間ではありましたが、母校磐高のこの三年間を振り返ってみますと、コロナ禍にもかかわらず、正に、大変活躍された期間であったと思います。第一に、三年半前の春の全国選抜高校野球大会への二十一世紀枠での出場決定がありました。残念ながら選抜大会は中止となりましたが、その代りとしての夏の交流試合において、東京の代表校、国士館高校に四対三で惜敗はしましたが、選手諸君は、いくつものファインプレーを披露され、甲子園に流れた校歌ともども我々にすばらしい時間を与えていただきました。

さらに、野球部の他にもラグビー部、吹奏楽部、放送委員会等全国レベルでの活躍が運動部、文化部両部門において目立ちました。

また、学業の面においても大学入試において、すばらしい結果を納められました。これらを総合的に考えますと、私は、正に「文武両道の磐高」の復活が成された三年間ではなかったかと思っております。当時の校長であります阿部校長先生はじめ先生方に心から敬意を表するところです。

そして、その流れが、前校長の吉田校長先生、現校長の柳沼校長先生に、引き継がれております。令和四年度には、医学部進学コースが新設され、また、現在、中高一貫教育移行への活動も進められていると聞いております。我々としましては、今後とも大いに期待しております。

 ところで、 我々在京磐高同窓会におきましては、総会開催を三年間実現できませんでした。 しかし、その中にあって、具体的活動といたしましては、次の四点を挙げることができると思います。

(1)高校五十六回卒の青木陽子組織強化担当部長の活躍によりメルマガによる会  員への情報提供(現在約三百人が加入)が開始されました。また、フェイスブック、ライン等による在校生、大学生を含めた若い同窓生との交流を開始し、情報の相互交換がなされ、適宜メルマガへも配信されております。加入を希望される方は、是非ご連絡下さい。

(2)昨年十一月には、高校十三回卒の元富士フィルム専務の高橋俊雄さんにお願いしまして、 本校において在校生を対象にしての講演会を開催しました。大学受験時、そして富士フィルム時代の経験等をお話し頂き、大変好評を頂きました。

 (3)昨秋と今春に、東京六大学野球で活躍中の立教大学沖投手の応援ツアーを実施しており ます。今年の秋には、多くの方々の参加を是非お願いいたします。

(4)在京磐高同窓会のホームページを、先月、高校十八回卒猪狩恒男さんのご協力により、改訂いたしました。種々の情報を入力しておりますので、是非ご覧下さい。

 次に、本日の総会における講演並びにイベントについて申し上げます。講演としましては、高校十二回卒の元旭化成社長蛭田史郎さんに「環境変化に対応した企業経営」という演題でお話しいただくことになっております。イベントとしましては、高校五十九回卒の土屋恵さんと高校六十回卒の青木知生さんによるライブ公演を予定しております。どうぞお楽しみ下さい。

現在、我々在京磐高同窓会は、草野心平先生が作られました「同窓の友に」の詩の一節にあります「大いなる未来を生きよう。」をスローガンとしております。従いまして、 在校生そして若い同窓生の皆さんに対しまして、 自分達の未来を大いなるものにできるように、そのための「今」を今後とも眼に見える形で支援し、同窓会の大きな目的の一つであります「母校支援」を微力ながら実現したいと考えております。そこで、これを実行する為にも、総会に参加されておられる方々、特に若手の方々には、是非幹事会メンバー加わっていただきたく存じます。 また、各界で活躍されております 諸先輩の方々には、いろいろとご協力いただくことがあるかと思いますので、その際には、是非、お力をお貸し下さるようお願いいたします。

 最後に、皆様の今後益々のご活躍とご健勝を祈念いたしまして私のあいさつとさせて頂きます。

                    以上